“原稿紙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみ50.0%
げんかうし25.0%
げんこうし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬鹿らしい独言ひとりごとを云って机の上にらばった原稿紙かみふるペンをながめて、誰か人が来て今の此の私の気持を仕末しまつをつけて呉れたらよかろうと思う。
秋風 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
たか大家たいかと云はれてたさに無暗むやみ原稿紙げんかうしきちらしては屑屋くづや忠義ちうぎつくすを手柄てがらとは心得こころえるお目出めでたき商売しやうばいなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
なにより先に、あなたとの思い出が書きたく、すでに書きめの原稿紙げんこうしも五六十枚になった頃、偶然ぐうぜん、新宿の一食堂で、中村さんに逢いました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)