“実際”のいろいろな読み方と例文
旧字:實際
読み方割合
じっさい65.7%
じつさい25.7%
まこと2.9%
まったく2.9%
リアル2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これをんだ泉の水にたとえた人がいますが、実際じっさいフランス語でこれを読むと、もう百倍もうつくしい文章だということがわかります。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
実際じつさい真面目しんめんもく生涯せうがい真味しんみあぢはひし人のみがたがひともはたらき得る人なり 宗教しふけうを以て茶話席ちやわせき活題くわつだいとなすにとゞまるものは言語的げんごてき捺印的なついんてき一致いつちはかれよ
時事雑評二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
「さあ危険は過ぎましたじゃ、市之丞様もゆるりとなされ。わしはの、実際まことにあなた方が可愛く思われてならぬのでのう」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「黒公、見ろ、あったぞ。不思議だよ、実際まったく
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
常に実際リアルと相追随するものなり、故に彼は世相に対する濃厚なる同情を有すると雖、其の著作の何とやら技の妙に偏して、想の霊に及ばざるは寧ろ情熱の真ならざるに因するにあらずとせんや。
情熱 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)