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実際
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じつさい
ふりがな文庫
“
実際
(
じつさい
)” の例文
旧字:
實際
実際
(
じつさい
)
に
真面目
(
しんめんもく
)
に
生涯
(
せうがい
)
の
真味
(
しんみ
)
を
味
(
あぢは
)
ひし人のみが
互
(
たがひ
)
に
共
(
とも
)
に
働
(
はたら
)
き得る人なり
宗教
(
しふけう
)
を以て
茶話席
(
ちやわせき
)
の
活題
(
くわつだい
)
となすに
止
(
とゞ
)
まるものは
言語的
(
げんごてき
)
捺印的
(
なついんてき
)
の
一致
(
いつち
)
を
計
(
はか
)
れよ
時事雑評二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
私
(
わたし
)
としては、
出来
(
でき
)
るだけの
事
(
こと
)
はしました。——
申
(
まを
)
してはお
恥
(
はづ
)
かしいやうですが、
実際
(
じつさい
)
、
此
(
こ
)
の
一月
(
ひとつき
)
ばかりは、
押通
(
おつとほ
)
し
夜
(
よ
)
も
寝
(
ね
)
ませんくらゐ
看病
(
かんびやう
)
はしましたが。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
いや
実際
(
じつさい
)
拡がるんです。だから、これを少しでも強く捻れば、この辺は忽ち一面の火の海となつてしまふ訳で。
フアイヤ・ガン
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「あたつたら、
実際
(
じつさい
)
素適
(
すてき
)
だな。」
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
全体
(
ぜんたい
)
、
箱根
(
はこね
)
でも、
塩原
(
しほばら
)
でも、
或
(
あるひ
)
は
木曾
(
きそ
)
の
桟橋
(
かけはし
)
でも、
実際
(
じつさい
)
にしろ、
絵
(
ゑ
)
にせよ、
瑠璃
(
るり
)
を
灌
(
そゝ
)
ぎ、
水銀
(
すゐぎん
)
を
流
(
なが
)
す
渓流
(
けいりう
)
を、
駕籠
(
かご
)
、
車
(
くるま
)
で
見
(
み
)
て
行
(
ゆ
)
くのは、
樵路
(
せうろ
)
、
桟道
(
さんだう
)
、
高
(
たか
)
い
処
(
ところ
)
で
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
竹村
(
たけむら
)
はその
事
(
こと
)
について、その
当時
(
たうじ
)
別
(
べつ
)
に
批評
(
ひひやう
)
がましい
意見
(
いけん
)
をもたうとは
思
(
おも
)
はなかつたけれど、ずつと
後
(
のち
)
になつて
振返
(
ふりかへ
)
つてみると、
彼女
(
かのぢよ
)
は
彼
(
かれ
)
の
作品
(
さくひん
)
と
実際
(
じつさい
)
の
手紙
(
てがみ
)
によつて
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
旅籠屋
(
はたごや
)
に
取
(
と
)
つては
実際
(
じつさい
)
容易
(
ようい
)
な
事
(
こと
)
では
無
(
な
)
からう、——
仮初
(
かりそめ
)
に
宿
(
やど
)
つた
夫婦
(
ふうふ
)
が、
婦
(
をんな
)
は
生死
(
しやうし
)
も
行衛
(
ゆくゑ
)
も
知
(
し
)
れず、
男
(
をとこ
)
は
其
(
それ
)
が
為
(
ため
)
に、
殆
(
ほと
)
んど
狂乱
(
きやうらん
)
の
形
(
かたち
)
で、
夜昼
(
ひるよる
)
とも
無
(
な
)
しに
迷
(
まよ
)
ひ
歩行
(
ある
)
く……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其
(
それ
)
とも
此様
(
こん
)
なのが
実際
(
じつさい
)
に
幸福
(
かうふく
)
なので、
私
(
わたし
)
の
考
(
かんが
)
へてゐた
事
(
こと
)
が、
分
(
ぶん
)
に
過
(
す
)
ぎたのかも
知
(
し
)
れぬ。が、これで一
生
(
しやう
)
続
(
つゞ
)
けば
先
(
まづ
)
無事
(
ぶじ
)
だ。
熱
(
あつ
)
くもなく
冷
(
つめた
)
くもなし、
此処
(
こゝ
)
らが
所謂
(
いはゆる
)
平温
(
へいおん
)
なのであらう。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
野
(
の
)
も
山
(
やま
)
も、
此
(
こ
)
の
果
(
はて
)
しなき
雨夜
(
あめよ
)
の
中
(
なか
)
へ、ふと
窓
(
まど
)
を
開
(
あ
)
けて、
此
(
こ
)
の
銀
(
ぎん
)
の
鍋
(
なべ
)
を
翳
(
かざ
)
したら、きらりと
半輪
(
はんりん
)
の
月
(
つき
)
と
成
(
な
)
つて二三
尺
(
じやく
)
照
(
て
)
らすであらう。……
実際
(
じつさい
)
、ふと
那様
(
そん
)
な
気
(
き
)
がしたのであつた。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
実際
(
じつさい
)
なら
奇蹟
(
きせき
)
であるから、
念
(
ねん
)
のためと、こゝで、
其
(
そ
)
の
翌日
(
よくじつ
)
旅店
(
りよてん
)
の
主人
(
あるじ
)
に
聞
(
き
)
いたのが、……
件
(
くだん
)
の
青石
(
あをいし
)
に
薄紫
(
うすむらさき
)
の
筋
(
すぢ
)
の
入
(
はい
)
つた、
恰
(
あたか
)
も
二人
(
ふたり
)
が
敷
(
し
)
いた
座蒲団
(
ざぶとん
)
に
肖
(
に
)
て
居
(
ゐ
)
ると
言
(
い
)
ふ
其
(
それ
)
であつた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
天守
(
てんしゆ
)
の
五階
(
ごかい
)
から
城趾
(
しろあと
)
へ
飛下
(
とびお
)
りて
帰
(
かへ
)
らう!
其
(
そ
)
の
意気込
(
いきご
)
みで
出懸
(
でか
)
けたんだ、
実際
(
じつさい
)
だよ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“実際”の意味
《名詞》
実 際(じっさい)
現実の事柄や有様。実態。
現にそうであったり、発生したり行動したりする様。
実践的、実務的な様。
(出典:Wiktionary)
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
際
常用漢字
小5
部首:⾩
14画
“実際”で始まる語句
実際的
実際家