“樵路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きこりぢ33.3%
しょうろ33.3%
せうろ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふねればるのですがな、都合つがふわるければ休屋やすみやまで歩行あるきますかな。つきがありますで、あるひ陸路りくろくちかへるですわい。」はせて六里余りよ、あの磽确げうかくたる樵路きこりぢを、つれもなく、とおもふと
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
手に/\薪を負ひて樵路しょうろを下り来るに逢ひ、顛末を語り介抱せられて家に帰り着きたりしが、心中鬱屈うっくつし顔色憔悴しょうすいして食事も進まず、妻子等色々と保養を加へ、五十余日して漸く回復したりと也。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
全体ぜんたい箱根はこねでも、塩原しほばらでも、あるひ木曾きそ桟橋かけはしでも、実際じつさいにしろ、にせよ、瑠璃るりそゝぎ、水銀すゐぎんなが渓流けいりうを、駕籠かごくるまくのは、樵路せうろ桟道さんだうたかところ
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)