“樵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
47.8%
きこり39.1%
きこ4.3%
こり4.3%
しょう4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ところ千丈せんぢやうみねからくづれかゝる雪雪頽ゆきなだれしたたきゞるよりあぶなツかしいのに——度胸どきようでないと復興ふくこう覺束おぼつかない。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
日がよほど昇ってから、柴を背負って麓へ降りる、ほかのきこりが通りかかって、「お前も大夫のところの奴か、柴は日に何荷苅るのか」
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
中村・沢目・蘆谷あしのや村と云ふは、岩木山のふもとにして田畑も多からねば、炭を焼き薪をきこりて、活計の一助となす。此里に九助といふ者あり。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
盡し兄弟はらからなかむつましく兄は弟を思ひ弟は兄を尊敬うやまひ日々にち/\農業のうげふ耕作かうさく油斷ゆだんなくせいを出しひまある時は山に入てたきゞこり或ひは日雇ひよう走り使ひ等に雇はれ兩人とも晝夜を分たずかせぎて親半左衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
世にいうぎょしょうこうぼくの四隠のうち、彼のはそのいずれでもない。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)