“採樵”の読み方と例文
読み方割合
さいしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山口祭は古い祭である。山に入って採樵さいしょうせんとする者がいわば山神の領分を侵さんとする一つの言訳である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
以前は久しく山沢採樵さいしょうの地として人の住む者もなかったのを、後に至って開発土着する者があったとすればあるいはこれを解し得るが、この町のごとく深谷の入口にある落合の地では
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
なるほど狩猟のためまたは採樵さいしょうのために山に入る者も目標の必要があるゆえに、あるいは古木・異木によりあるいは地形によりあるいは水の音などによって、土地に符号を付けるであろう。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)