“山樵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまがつ87.5%
やまかつ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして阿闍利さまは朝晩の勤行も怠りがちで、山樵やまがつもあってその声をきいたことが無いと申し、そういうことはお山では珍らしいことだというておりました。
あじゃり (新字新仮名) / 室生犀星(著)
六波羅衆としますれば、まことの天狗は打ち取れなかったとありましては、時めく太政だじょう入道殿のご威勢にかかわりますから、山樵やまがつや猟師などの、山男にひとしい土民の首を
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うかゞひ見る程に元は相應さうおうの旅籠屋と見えて家の作りやう由緒ゆゐしよありげに見えけれども彼の小娘の外一人もなきは山樵やまかつ盜賊たうぞく棲巣すみかならんとしきりに怪しくなり逃道にげみち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)