“太政”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だじょう60.0%
ダイジヤウ20.0%
だいじょう10.0%
だいじやう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そばには二個の大きな碑が建てられて、一方は太政だじょう大臣三条実美さんじょうさねとみ篆額てんがく斎藤竹堂さいとうちくどう撰文、一方は陸奥守むつのかみ藤原慶邦ふじわらよしくに篆額、大槻磐渓おおつきばんけい撰文とある。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その耳面刀自と申すは、淡海公の妹君、郎女の祖父オホヂ南家ナンケ太政ダイジヤウ大臣には、叔母君にお當りになつてゞおざりまする。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
今は太政だいじょう大臣の高位におすこと、自身にても、不思議な冥加みょうがとは思わぬかっ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その耳面刀自と申すのは、淡海公の妹君、姫様方の祖父おほぢ南家なんけ太政だいじやう大臣には、叔母様にお当りになつてゞ御座りまする。人間の執念と言ふものは怖いものとは思ひになりませんか。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)