“太政官”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だじょうかん50.0%
だいじょうかん42.9%
だじやうくわん7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一八六八年(明治元年)四月二十一日には、『政体書せいたいしょ』が、太政官だじょうかんから出された。それには、くだいて言うと、つぎのように書いてある。(註一)
良正の上訴じょうそ文を携帯して、中央の府に訴え出で、太政官だいじょうかん下文くだしぶみを賜って、征伐いたすしかないと思いきめておりまする
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然るに生憎あいにく横井は腸をいためて、久しく出勤しなかつた。邸宅の辺を徘徊はいくわいしてうかゞふに、大きい文箱ふばこを持つた太政官だじやうくわんの使がしきり往反わうへんするばかりである。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)