“だじょうかん”の漢字の書き方と例文
語句割合
太政官100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下宿屋から直ちに参議となって太政官だじょうかんに乗込もうというのが青年の理想であった時代であったから
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
父は内閣を「太政官だじょうかん」大臣を「きょう」と称した頃の官吏かんり一人いちにんであった。一時いちじしきりと馬術に熱心して居られたが、それも何時しか中止になって、のち四五年、ふと大弓だいきゅうを初められた。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)
丸山外務大丞だいじょうらが見えられたが、もはや如何いかんともするあたわず、彼奴らどもは皇帝の名に於いて侵略してまいる、われわれは太政官だじょうかんの方針によって一歩々々と譲歩し退いてまいった、遠淵トウブチより
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)