“だいじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大乗42.1%
大掾21.1%
大丞15.8%
太上10.5%
太政5.3%
大嘗5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、氏は大乗だいじょう仏教をも、味覚しました、ここにもまた、氏の歓喜的飛躍ひやくいちじるしさを見ました。
大叔父というのは、父の良持の兄にあたる人で、常陸の大掾だいじょう国香くにかといい、これがいちばん威張っている。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今は文部教部両省合併で、不二麿も文部大丞だいじょうの位置にあるから、この省務一切を管理する人に引き受けてもらったことは、半蔵としても心強い。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
宮廷から封地ほうちをはじめとして太上だいじょう天皇と少しも変わりのない御待遇は受けておいでになるのであるが、正式の太上天皇として六条院は少しもおふるまいにならないのである。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
今は太政だいじょう大臣の高位におすこと、自身にても、不思議な冥加みょうがとは思わぬかっ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきの太政だいじょう大臣たいら朝臣あそん
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
他でもないそれは仏陀ほとけだ! ……太占うらないをもって神意を問い、大嘗だいじょう斎服の神殿を造り、触穢けがれを忌み清浄を喜ぶ。これは決して悪いことではない。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)