“大嘗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オホムベ33.3%
おおなめ16.7%
おおにえ16.7%
おほにへ16.7%
だいじょう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでこの皇后が紀伊国に大嘗オホムベに使ふ、柏の葉をとりに行つた帰りに宮中に新しい女性を召されたといふことを聞いて怒つて、そのまゝ今の淀川を遡つて、山城に入つて
真間・蘆屋の昔がたり (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
国の祭に御代替りの大嘗おおなめの祭があり、毎年の宮中の祭に新嘗にいなめの祭があり、各神社にもこれをならう式祭があって、何れも米を祭ることが中心になっている。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「勝ちさびに天照大御神あまてらすおおみかみ営田みつくだはなみぞめ、また大嘗おおにえきこしめす殿にくそまり散らしき」
神話と地球物理学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
もと難波の宮にましましし時に、大嘗おほにへにいまして、豐のあかりしたまふ時に、大御酒にうらげて大御寢おほみねましき。ここにその弟墨江すみのえの中つ王、天皇を取りまつらむとして、大殿に火を著けたり。
他でもないそれは仏陀ほとけだ! ……太占うらないをもって神意を問い、大嘗だいじょう斎服の神殿を造り、触穢けがれを忌み清浄を喜ぶ。これは決して悪いことではない。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)