“耕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たがや76.5%
たが7.8%
つく3.9%
たがやし3.9%
うな2.0%
おこ2.0%
かへ2.0%
こう2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はたけくろつち彼等かれら技巧ぎかう發揮はつきして叮嚀ていねいたがやされゝばがまだそれをさないうちたゞ清潔せいけつこゝろよいかんじをひとこゝろあたへるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
その男のいふのでは、牛程人間の役に立つものはすくない。田をたがへし、荷車をき、頭から尻尾しつぽさきまで何一つ捨てるところも無い。
もし、あの時わしの側を通った者が、ただの百姓かなんぞであったら、わしはやはり鍬を持って菜をつくっているだけの老いぼれに過ぎんであったろう。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たがやしくわかたげつつひよりぬ
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
かまあねえでけ、うなつてあつちへつてからにしろ」勘次かんじ性急せいきふきびしくおつぎをめた。おつぎは仕方しかたなくくのもかまはずにたがやした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
はなれて見るとやたらに土がなつかしく、晴れた青空を見ては春おこしを思ひ、耕作がおくれるといふ考へに心を灼いた。
一過程 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
黒い土をばかへしてる。
(新字旧仮名) / 新美南吉(著)
世にいうぎょしょうこうぼくの四隠のうち、彼のはそのいずれでもない。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)