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『光』
ふりがな文庫
『
光
(
ひかり
)
』
畑の光のなかにゐる。 黒い土をば耕してる。 町の光の中にゐる。 馬をつないで売つてゐる。 窓の光のなかにゐる。 紡ぐるまをまはしてる。 くらい光のなかにゐる。 鎚で金鉱たゝいてる。 ——人は光りのなかにゐる。 神も光りのなかにゐる。 …
著者
新美南吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「赤い鳥」赤い鳥社、1933(昭和8)年4月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
紡
(
つむぎ
)
耕
(
かへ
)
鎚
(
つち
)