“耕(うな)” の例文
「構(かま)あねえで置(お)け、耕(うな)つてあつちへ行(い)つてからにしろ」勘次(かんじ)は性急(せいきふ)に嚴(きび)しくおつぎを止(と)めた。おつぎは仕方(しかた)なく泣(な)くのも構(かま)はずに耕(たがや)した。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「えゝ、わしやはあ、どうしてえゝもんだか分(わか)んねえから畑(はたけ)耕(うな)つてた儘(まゝ)衣物(きもの)も着(き)ねえで斯(か)うして負(おぶ)つて來(き)たんだが」と百姓(ひやくしやう)はいつて、それから
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
深(ふか)く耕(うな)つちや逆旋毛(さかさつむじ)立(た)てる見(み)てえで行(や)りつけねえぢやなんぼ大儀(こえ)えかよなあ、そんだが俺(お)ら今(いま)ぢや、汝(われ)の方(はう)が俺(お)れより深(ふけ)えつ位(くれえ)だなんておとつゝあにや云(ゆ)はれんのよ
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)