“晴耕雨読”の読み方と例文
読み方割合
せいこううどく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸にして、一月半の後、私は東京にかえり、晴耕雨読せいこううどくというか、植木をいじったり、本を読んだり、時にはを打ったりして外観上平静に生きた。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
「君子のことばに、晴耕雨読せいこううどくということがある。雨の日にはよく書物に親しんでおられるから、君子の生活を実践しておられるものだとおれは思うが」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
風摩の一族が伊豆のひじり山で晴耕雨読せいこううどくの簡素な生活をしていたのは、永禄のほんのはじめごろまでのことで、当今はそれぞれ大名小名の手について抱軍師かかえぐんしに成上り
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)