“躬耕”の読み方と例文
読み方割合
きゅうこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最早有志の士も天下に意なく、山野に隠遁いんとん躬耕きゅうこうし、道を守るより向後こうご致方之無いたしかたこれなしと存候。老兄以て何如いかんと為す。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
まだ出廬しゅつろをなさらない時分の毎日の生活と申しますのは、晴れた日には自分から陽当りのいい前畑に出て躬耕きゅうこうを致し、雨の日には自分の好むところの古今東西の書物を取ってごらんになる
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
躬耕きゅうこう』の文字がその事実を証明いたします。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)