“出廬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅつろ87.5%
しっつろ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「魏王曹叡そうえいが、宛城えんじょうへ勅使を馳せつかわして、閑居の司馬懿しばい仲達を平西へいせい都督に封じ、って彼の出廬しゅつろを促しているもようにうかがわれます」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さっきからいかにをひくうし、礼を厚うして出廬しゅつろをうながしても、作爺さんの作阿弥は、いっかな、うんと承知しません。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
良く覇業統一を成しとげたものと存ずるが——いま劉予州をたすけて、今日の管仲たり楽毅たらんと任ずるあなたが、出廬しっつろたちまち前後の事情や私心にとらわれ、曹操の軍に遭うては
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)