“しゅつろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出廬87.5%
出炉12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出廬しゅつろ以前のお百姓と致しましては、おそらくやっと食べて行かれるだけの水呑百姓の程度を遠く出でなかった百姓であったろうことを想像いたされるのでございます。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかし、家光の再三の召しに依って出廬しゅつろした沢庵は、己れの存在の時代的意義をはっきり認識して、建設期の文化面に、大きな役割を演じたのである。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
出炉しゅつろじゃ、頭巾を出してくれい』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)