“筆耕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひっこう71.4%
ひつかう14.3%
ひつこう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし文学士は名前だけで、その実は筆耕(ひっこう)だからな。文学士にもなって、地理教授法の翻訳の下働(したばたら)きをやってるようじゃ、心細い訳(わけ)だ。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
安値(あんちよく)の報酬(はうしう)で學科(がくくわ)を教授(けうじゆ)するとか、筆耕(ひつかう)をするとかと、奔走(ほんそう)をしたが、其(そ)れでも食(く)ふや食(く)はずの儚(はか)なき境涯(きやうがい)。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
謎(なぞ)も有れば画探(ゑさが)しも有る、首(はじめ)の方(はう)には小説を掲(かゝ)げて、口画(くちゑ)も挿画(さしゑ)も有る、是(これ)が総(すべ)て社員の手から成(な)るので、其(そ)の筆耕(ひつこう)は山田(やまだ)と私(わたし)とで分担(ぶんたん)したのです、山田(やまだ)は細字(さいじ)を上手(じやうづ)に書きました、私(わたし)のは甚(はなは)だ醜(きたな)い
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)