“下働”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したばたらき80.0%
したばたら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、そばへも寄せぬ下働したばたらきおとこなれば、つるぎ此処ここにありながら、其の事とも存ぜなんだ。……成程なるほど、呼べ、と給仕をつて、鸚鵡を此へ、と急いで嬢に、で、こしもとを立たせたのよ。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
料理人のを下働したばたらきと言い、パン屋のを丁稚でっちと言い、従僕のを小使いと言い、水夫のを見習いと言い、兵士のを鼓手と言い、画家のを弟子でしと言い、商人のを小僧と言い、廷臣のを扈従こじゅうと言い
しかし文学士は名前だけで、その実は筆耕ひっこうだからな。文学士にもなって、地理教授法の翻訳の下働したばたらきをやってるようじゃ、心細いわけだ。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)