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里余
これよりして、
子の
口までの三
里余は、たゞ
天地を
綾に
貫いた、
樹と
巌と
石と
流の
洞窟と
言つて
可い。
雲晴れても、
雨は
不断に
降るであらう。
玉川に遊ぶ者は、
路世田が谷村を
経ん。東京城の西、青山街道を行く
里余、平岡
逶迤として起伏し、
碧蕪疎林その間を
点綴し、鶏犬の声相聞う。
湖畔五
里余り、
沿道十四
里の
間、
路傍の
花を
損なはず、
樹の
枝を
折らず、
霊地に
入りました
節は、
巻莨の
吸殻は
取つて
懐紙へ——マツチの
燃えさしは
吹き
消して