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逶迤
ふりがな文庫
“逶迤”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
のたく
25.0%
いい
18.8%
うねうね
18.8%
ゐい
18.8%
うねくね
12.5%
うね/\
6.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のたく
(逆引き)
今迄お利代の坐つてゐた所には、長い手紙が拡げたなりに
逶迤
(
のたく
)
つてゐた。
閃
(
ちら
)
とそれを見乍ら智恵子は室に入つて
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
逶迤(のたく)の例文をもっと
(4作品)
見る
いい
(逆引き)
玉川に遊ぶ者は、
路
(
みち
)
世田が谷村を
経
(
へ
)
ん。東京城の西、青山街道を行く
里余
(
りよ
)
、平岡
逶迤
(
いい
)
として起伏し、
碧蕪
(
へきぶ
)
疎林
(
そりん
)
その間を
点綴
(
てんてい
)
し、鶏犬の声相聞う。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
逶迤(いい)の例文をもっと
(3作品)
見る
うねうね
(逆引き)
盛岡から青森へ、北上川に
縺
(
もつ
)
れて
逶迤
(
うねうね
)
と北に走つた、坦々たる其一等道路(と村人が呼ぶ)の、五六町並木の松が
斷絶
(
とだ
)
えて、兩側から傾き合つた茅葺勝の家並の數が、唯九十何戸しか無いのである。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
逶迤(うねうね)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
ゐい
(逆引き)
或夜バルタザアルが塔の上であの不思議な星を眺めてゐた時に、ふと眼を地上に転ずると、蟻の群の様に一条の黒い長い線が沙漠の遠いはてに
逶迤
(
ゐい
)
としてうねつてゐるのが見えた。
バルタザアル
(新字旧仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
逶迤(ゐい)の例文をもっと
(3作品)
見る
うねくね
(逆引き)
何の風情もない、饅頭笠を伏せた樣な芝山で、
逶迤
(
うねくね
)
した
徑
(
みち
)
が嶺に盡きると、太い杉の樹が
矗々
(
すく/\
)
と、八九本立つてゐて、二間四方の荒れ果てた愛宕神社の
祠
(
ほこら
)
。
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
逶迤(うねくね)の例文をもっと
(2作品)
見る
うね/\
(逆引き)
行つても/\知らん
地方
(
ところ
)
だ。
低地
(
ひくち
)
が高台になつて瀬の早い川が
逶迤
(
うね/\
)
と通つてゐる処もあつた。
烟突
(
けむだし
)
も無い
小舎
(
こや
)
や木の枝を編むで
拵
(
こしら
)
へた納屋が
後
(
あと
)
になつて、立派な邸や
石造
(
せきざう
)
の建物が見える。
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
逶迤(うね/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
“逶迤”の意味
《名詞》
まがりくねって続くこと。
ゆったり落ち着いていること。
(出典:Wiktionary)
逶
部首:⾡
12画
迤
部首:⾡
9画
“逶”で始まる語句
逶
逶虵
逶蛇
逶迱
“逶迤”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
アナトール・フランス
高祖保
石川啄木
近松秋江
牧野富太郎
佐左木俊郎