“逶”の読み方と例文
読み方割合
うね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りつする山と山の間の、土質の悪い畑地の中を緩やかにうねつて東に向つてゐた。日はもう高くのぼつて、路傍の草の葉も乾いた。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
降り切ると一間ばかりの廊下のようなものがうねって付いてあります。
高くもない雑木山芝山が、うねくねつた路に縫はれてゐた。然し松子の足を困らせる程には峻しくもなかつた。足音に驚いて、幾羽の雉子が時々藪蔭から飛び立つた。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)