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逶
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うね
ふりがな文庫
“
逶
(
うね
)” の例文
出
(
で
)
つ
入
(
い
)
りつする山と山の間の、土質の悪い畑地の中を緩やかに
逶
(
うね
)
つて東に向つてゐた。日はもう高く
上
(
のぼ
)
つて、路傍の草の葉も乾いた。
道
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
降り切ると一間ばかりの廊下のようなものが
逶
(
うね
)
って付いてあります。
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
高くもない雑木山芝山が、
逶
(
うね
)
り
迤
(
くね
)
つた路に縫はれてゐた。然し松子の足を困らせる程には峻しくもなかつた。足音に驚いて、幾羽の雉子が時々藪蔭から飛び立つた。
道
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
田の中を
逶
(
うね
)
つた路が細い。十人は長い不規則な列を作つた。最先に沼田が行く。次は富江、次は愼次、次は校長……森川山内と續いて、山内と智惠子の間は少し
途斷
(
とぎ
)
れた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
田の中を
逶
(
うね
)
つた路が細い。十人は長い不規則な列を作つた。
最先
(
まつさき
)
に沼田が行く。次は富江、次は慎次、次は校長……森川山内と続いて、山内と智恵子の間は少し途断れた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
逶
部首:⾡
12画
“逶”を含む語句
逶迤
逶虵
逶蛇
逶迱