逶迤うねうね)” の例文
盛岡から青森へ、北上川にもつれて逶迤うねうねと北に走つた、坦々たる其一等道路(と村人が呼ぶ)の、五六町並木の松が斷絶とだえて、兩側から傾き合つた茅葺勝の家並の數が、唯九十何戸しか無いのである。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
盛岡から青森へ、北上川にもつれて逶迤うねうねと北に走つた、坦々たる其一等道路(と村人が呼ぶ)の、五六町並木の松が断絶えて、両側から傾き合つた茅葺勝の家並の数が、唯九十何戸しか無いのである。
盛岡から青森へ、北上川にもつれて逶迤うねうねと北に走つた。坦々たる其一等道路(と村人が呼ぶ)の、五六町並木の松が断絶とだえて、両側から傾き合つた茅葺勝かやぶきがちの家並の数が、たつた九十何戸しか無いのである。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)