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逶迤
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ゐい
ふりがな文庫
“
逶迤
(
ゐい
)” の例文
或夜バルタザアルが塔の上であの不思議な星を眺めてゐた時に、ふと眼を地上に転ずると、蟻の群の様に一条の黒い長い線が沙漠の遠いはてに
逶迤
(
ゐい
)
としてうねつてゐるのが見えた。
バルタザアル
(新字旧仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
地平線の上は水に煙つてゐて、はつきりとした物が見えないが、その上の方に遠く青空を支へて湖東から湖北の天を繞らしてゐる山の
容
(
すがた
)
が
逶迤
(
ゐい
)
として連なつてゐるのが次第に明かに認められてきた。
湖光島影:琵琶湖めぐり
(旧字旧仮名)
/
近松秋江
(著)
逶迤
(
ゐい
)
として眠る河
雪
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
“逶迤”の意味
《名詞》
まがりくねって続くこと。
ゆったり落ち着いていること。
(出典:Wiktionary)
逶
部首:⾡
12画
迤
部首:⾡
9画
“逶”で始まる語句
逶
逶虵
逶蛇
逶迱