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うね/\
語句 | 割合 |
蜿々 | 50.0% |
畝々 | 16.7% |
畝畝 | 16.7% |
逶迤 | 16.7% |
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杖を
取るや
否や、
畜生と
言つて、
窓を
飛下ると、
何うだらう、たゝきもひしぎもしないうちに、
其の
蛇が、ぱツと
寸々に
斷れて
十あまりに
裂けて、
蜿々と
散つて
蠢いた。
渠等は
己を
拒みたる
者の
店前に
集り、
或は
戸口に
立並び、
御繁昌の
旦那吝にして
食を
與へず、
餓ゑて
食ふものの
何なるかを
見よ、と
叫びて、
袂を
深ぐれば
畝々と
這出づる
蛇を
掴みて
行つても/\知らん
地方だ。
低地が高台になつて瀬の早い川が
逶迤と通つてゐる処もあつた。
烟突も無い
小舎や木の枝を編むで
拵へた納屋が
後になつて、立派な邸や
石造の建物が見える。