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蜿々
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うね/\
輕便鐵道の
線路を
蜿々と
通した
左右の
田畑には、ほの
白い
日中の
蛙が、こと/\、くつ/\、と
忍笑ひをするやうに
鳴いた。
杖を
取るや
否や、
畜生と
言つて、
窓を
飛下ると、
何うだらう、たゝきもひしぎもしないうちに、
其の
蛇が、ぱツと
寸々に
斷れて
十あまりに
裂けて、
蜿々と
散つて
蠢いた。
野の
中空を、
雪の
翼を
縫つて、あの
青い
火が、
蜿々と
螢のやうに
飛んで
來ました。