“忍笑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しのびわら40.0%
しのびわらい40.0%
しのびわらひ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
輕便鐵道けいべんてつだう線路せんろ蜿々うね/\とほした左右さいう田畑たはたには、ほのじろ日中ひなかかへるが、こと/\、くつ/\、と忍笑しのびわらひをするやうにいた。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
小児等、彼の様子を見て忍笑しのびわらいす。中に、糸を手繰りたる一人いちにん
紅玉 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この猿は彼に似てゐると、我々の交際してゐる人達の名を言つて、折々愉快で溜まらないと見えて、忍笑しのびわらひをしてゐる。実際猿とその人とがひどく似てゐる事もあるので、己も可笑をかしくなつた。