『鱷』
己の友達で、同僚で、遠い親類にさへなつてゐる、学者のイワン・マトヱエヰツチユと云ふ男がゐる。その男の細君エレナ・イワノフナが一月十三日午後〇時三十分に突然かう云ふ事を言ひ出した。それは此間から新道で見料を取つて見せてゐる大きい鰐を見に行きた …
著者 | フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー |
翻訳者 | 森林太郎 |
翻訳者 | 森鴎外 |
ジャンル | 文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語 |
原題 | Das krokodil(独訳) |
初出 | 1912(明治45)年5月-6月「新日本」二ノ五-六 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1時間23分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2時間18分(300文字/分) |