“横銜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よこぐわ90.0%
よこくは10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見向きもしないで、山伏は挫折へしおつた其のおのが片脛を鷲掴わしづかみに、片手できびす穿いた板草鞋いたわらじむしてると、横銜よこぐわへに、ばり/\とかじる……
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
葉巻を横銜よこぐわえにしながら、場所柄をも考えないように哄笑こうしょうしている巨漢は、逓信ていしん大臣のN氏だった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
気の毒なイワンが鱷の恐ろしい口で体の真ん中を横銜よこくはへにせられてゐるのである。