“齧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かじ86.6%
10.3%
かぢ1.0%
1.0%
クイ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のし餅十枚に煮小豆にあずき二升を平げた大関や、大沢庵十六本以上とかかじってみせた小結の肩書には、自ら敬意を表したくなってしまった。
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時第三の馬また脱け出で首尾を揚げ衝き当り廻る、それから衆馬狂奔してり合いみ合い打つ叫ぶ大乱戦となったと記す。
梨枝子はおどかしたが、弘はいい気持で、林檎を皮ごとかぢつてしまひ、腹ができたところで、林の奥へ探険にでかけた。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
あめ眞名井まなゐ一一に振り滌ぎて、さみにみて、吹き棄つる氣吹いぶき狹霧さぎりに成りませる神の御名一二は、多紀理毘賣たぎりびめの命、またの御名は奧津島比賣おきつしまひめの命といふ。
豊雲野神はまた、豊国野神と云い豊クイ神と云い、豊斟野クンヌ神とも云う。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)