“しのびわら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忍笑50.0%
潜笑50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
輕便鐵道けいべんてつだう線路せんろ蜿々うね/\とほした左右さいう田畑たはたには、ほのじろ日中ひなかかへるが、こと/\、くつ/\、と忍笑しのびわらひをするやうにいた。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と目ばかり働く、その顔を見て、でっぷりとした頬に笑をたたえ、くつくつ忍笑しのびわらいして
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ツ。』と秋野が制した。潜笑しのびわらひの聲は漣の樣に傳はつた。そして新しい密語ひそめきが其に交つた。
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
潜笑しのびわらひの声はさゞなみの様に伝はつた。そして新しい密語ひそめきが其にまじつた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)