“蜿蜓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんえん40.0%
えんてい40.0%
うねり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その蜿蜓えんえんと廻り廻って上から下までずっと流れ去り流れきたる有様はちょうど一流の旗が大地に引かれて居るような有様に見えたです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
こうわたとき蛟龍かうりようふねを追ふ、舟中しうちゆうひとみなおそる、天を仰いで、嘆じていはく、われめいを天にく、力を尽して、万民を労す、生はなり、死はなりと、りようを見る事、蜿蜓えんていの如く、眼色がんしよくへんぜず
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
何故なぜとはなく暫しはそのままで兩人は向き合つて立つてゐた。私の胸は澄んだやうでも早や何處やらに大きな蜿蜓うねりがうち始めて居る。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)