蜿蜓えんえん)” の例文
その蜿蜓えんえんと廻り廻って上から下までずっと流れ去り流れきたる有様はちょうど一流の旗が大地に引かれて居るような有様に見えたです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
罹災者りさいしゃ達の蜿蜓えんえんたる流れがまことにただ無心の流れの如くに死体をすりぬけて行き交い、路上の鮮血にも気づく者すら居らず、たまさか気づく者があっても
堕落論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
その間には蜿蜓えんえんたる川が幾筋か流れて居りましてそのよって遠く来る所を知らずまたその去る所をも見ることが出来ない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
よく見る勇気もなかったが起伏蜿蜓えんえん突兀とっこつとして四端あたりに聳えて居る群雪峰は互いに相映じて宇宙の真美を現わし
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)