“罹災者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りさいしゃ87.5%
りさいしや12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中には何があるのか、その前には四、五人の罹災者りさいしゃが、熱心に覗きこんでいた。そのうちの一人が、列を離れて、杜の方に近づきざま
棺桶の花嫁 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ええ、御承知の通り現在、我が広島市へは東京をはじめ、名古屋、あるいは大阪、神戸方面から、つまり各方面の罹災者りさいしゃが続々と相次いで流込んでおります。
壊滅の序曲 (新字新仮名) / 原民喜(著)
引揚者なら定めし、われ/\罹災者りさいしや以上にこまつてゐる人かも知れない。さしづめ、とりつく島は更生資金より外にはあるまい。
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
罹災者りさいしやたゞちにまたみづか自然林しぜんりんからつて咄嗟とつさにバラツクをつくるので、がう生活上せいくわつじやう苦痛くつうかんじない。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)