“罹災民”の読み方と例文
読み方割合
りさいみん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でも町内と代官の手廻りがよくて、いち早く炊出しもあるし、罹災民りさいみんの救助方もかなり行届いているとのこと。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
宋江が立てさせた“撫民ぶみん制札せいさつ”が見られ、一部では城壁の消火につとめ、また一隊の泊兵は、罹災民りさいみんを他にまとめて、それには米や衣服やかねを見舞にめぐんでやっている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僕はその時話の次手ついでにもう続続ぞくぞく罹災民りさいみんは東京を去つてゐると云ふ話をした。