“蜿打”の読み方と例文
読み方割合
のたう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お千代もお熊も夢中で蚊帳をころげ出して、台所から行燈あんどんをつけて来ると、お由は寝床の上に蜿打のたうって苦しんでいる。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さすがの大蛇も犬に噛まれ、剣に傷つけられて、数カ所の痛手にまり得ず、穴から這い出して蜿打のたうちまわって死んだ。穴へはいってあらためると、奥には九人の少女の髑髏どくろが転がっていた。