“蛟龍”のいろいろな読み方と例文
新字:蛟竜
読み方割合
こうりょう42.9%
こうりゅう35.7%
かうりよう14.3%
コウリョウ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「飲むよりほかに為すことはないじゃないか。いかに脾肉ひにくを嘆じたところで、時利あらず、風雲招かず、蛟龍こうりょうも淵にひそんでいるしかない。どうだ、貴公も酒の淵に潜まんか」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玄徳は深く嘆じて、あの高士があれほどに激賞するからには、まさしく深淵しんえん蛟龍こうりゅう。まことの隠君子にちがいない。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大いなるくゞひの、皎潔けうけつ雪の如くなるが、上りては雲を裂いて灝氣かうきたゞよふわたりに入り、下りては波を破りて蛟龍かうりようの居るところに沒し、その性命は聲に化して身を出で去らんとす。
蛟龍コウリョウアニコレ池中ノ物ナランヤ
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)