“こうりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
拘留31.8%
蛟龍22.7%
光流9.1%
蛟竜9.1%
黄竜9.1%
黄龍9.1%
亢竜4.5%
興隆4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拘留こうりゅうされた二人を犯人と判断しべき直接証拠は何も出ないばかりか、二人が巣鴨へ来る以前の行動も少しもわからなかった。
呪われの家 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
千仞せんじんの雪峰より蛟龍こうりゅう が跳って岩下に飛び降るかのごとき趣がある。あるいはまた徐々と布を引いたように落つる滝もあり蜿蜒えんえんとして白旗の流れて居るようなのもある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
ひじをはずして、一人の捕手とりてを勢いよく投げつけた。途端に、サッと持った匕首あいくちが、青い光流こうりゅうを描いて横に走った。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
知人故ウィリヤム・フォーセル・カービー氏の『エストニアの勇士篇』にも諸国蛟竜こうりゅうはなしは右様の爬虫類、遠い昔に全滅したものより転訛てんかしただろうと言われた。
なぜこの露地が無人境になっているかが、やがて彼にもみこめるときがきた。向いのひさしの間から黄竜こうりゅうが吐きだすようないやな煙がスーッと出てきた。
棺桶の花嫁 (新字新仮名) / 海野十三(著)
黄龍こうりゅうふねを負うて孟津もうしんわたる……
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
支那にも『類函』二二八に、竜を盾に画く、〈また桓元かんげん竜頭に角を置く、あるいは曰くこれ亢竜こうりゅう角というものなり〉。
このチベット国興隆こうりゅうの策を講じたならば——夢のような望みかも知れんが——確かにチベットは独立することが出来るでございましょう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)