“黄竜”の読み方と例文
読み方割合
こうりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここ山塞も、丑満時うしみつどきを越えた真夜中である。では、誰であろうか。黄竜こうりゅうの奥の間で、ひっそりと物音をさせているのは?
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
なぜこの露地が無人境になっているかが、やがて彼にもみこめるときがきた。向いのひさしの間から黄竜こうりゅうが吐きだすようないやな煙がスーッと出てきた。
棺桶の花嫁 (新字新仮名) / 海野十三(著)