“蛟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずち55.6%
みづち33.3%
こう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蛇は水の中で棲息しないが、みずちみずちは水中に棲む。土の底に虬がいるといったりする。また日本人はよく間違えて、大蛇も水の底にいるようにいう。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そのみづちが仏国のドラク同様変遷したものか今日河童を加賀、能登でミヅチ、南部でメドチ、蝦夷えぞでミンツチと呼ぶ由、また越後えちごで河童瓢箪ひょうたんを忌むという(『山島民譚集』八二頁)。
こうきゅういずれも竜蛇の属の名の字をミヅチとんだから、ミヅチは水蛇みずへび野蛟のづち野蛇のへびの霊異なるをあがめたものと思う。