“陸路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くがじ63.6%
りくろ18.2%
くがぢ9.1%
クヌガヂ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おそらく先鋒の方がおくれたでしょう。筑前どの自身、まぎれもなく着いております。途中の風雨も陸路くがじ船路も、ほとんど、不眠不休のおいそぎ方で」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふねればるのですがな、都合つがふわるければ休屋やすみやまで歩行あるきますかな。つきがありますで、あるひ陸路りくろくちかへるですわい。」はせて六里余りよ、あの磽确げうかくたる樵路きこりぢを、つれもなく、とおもふと
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わづらはぬ先に不義ふぎ不孝ふかう天罰てんばつならんか此所まで來る道すがら種々の艱難かんなんあひ用の金をさへ失ひし其概略そのあらましを語らんに兩人が岡山をかやま立退たちのきしより陸路くがぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
陸行一月はいと心得ず。月の字は日の誤なるべし。さて一日としては、いづこの海邊よりも、大和の京へはいたりがたく、又一月ならんには、山陽道のなからのほどより、陸路クヌガヂをのぼりしとせんか。
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)