“陸路(りくろ)” の例文
「船(ふね)さ出(で)れば乗(の)るのですがな、都合(つがふ)さ悪(わる)ければ休屋(やすみや)まで歩行(ある)きますかな。月(つき)がありますで、或(あるひ)は陸路(りくろ)を子(ね)の口(くち)へ帰(かへ)るですわい。」合(あ)はせて六里余(りよ)、あの磽确(げうかく)たる樵路(きこりぢ)を、連(つれ)もなく、と思(おも)ふと
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
上京(じやうきやう)するのに、もう一(ひと)つの方法(しかた)は、金澤(かなざは)から十三里(じふさんり)、越中(ゑつちう)伏木港(ふしきかう)まで陸路(りくろ)、但(たゞ)し倶利伽羅(くりから)の嶮(けん)を越(こ)す——其(そ)の伏木港(ふしきかう)から直江津(なほえつ)まで汽船(きせん)があつて、すぐに鐵道(てつだう)へ續(つゞ)いたが、申(まを)すまでもない、親不知(おやしらず)
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)