“故国”のいろいろな読み方と例文
旧字:故國
読み方割合
くに65.2%
ここく30.4%
うち4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたくし痣蟹とぶミスター北見仙斎きたみせんさいを信用していました。あの人、わたくし故国くにギリシアから信用ある紹介状もってきました」
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
戦争中せんそうちゅう特攻隊とっこうたいが、よく出発前しゅっぱつまえわかれのことばを放送ほうそうして故国ここくにのこしたことがありますが、地域ちいき関係かんけいからか、あにはこれにくわわらなかったのです。
兄の声 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「めっぽう寒いじゃねエか。故国うちにいりや、葱鮪ねぎまで一ぺえてえとこだ。きち、てめえアまたいい物引っかけていやがるじゃねえか」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)