“序文”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょぶん25.0%
じよのぶん25.0%
じよぶん25.0%
アインライツング25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生、諭吉に序文じょぶんめいず。諭吉は年来ねんらい他人の書にじょするをこのまずして一切そのもとめ謝絶しゃぜつするの例なれども、諭吉の先生における一身上しんじょう関係かんけいあさからずして旧恩きゅうおんの忘るべからざるものあり。
序文じよのぶん間々まゝ欧文を直訳したかのやうな語法を交へ、一見して伴天連ばてれんたる西人せいじんの手になつたものだらうと思はれるやうな所があると断り書まで添へたものだ。
さうしてまたなぜ、ここへ君自身きみじしんのペンで序文じよぶんかなかつたのだ。きみ自分じぶんかないばかりに、ぼくにこんなかないことをかれてしまふぢやないか。だが、ぼくだつてこまるのだよ。
「三つの宝」序に代へて (旧字旧仮名) / 佐藤春夫(著)
ねえ熊城君、銅には、暗所で乾板に印像するという、自光性があるじゃないか。ああ、あの序幕アインライツング——この恐怖悲劇の序文アインライツング。さてこれから、その朗読をやることにするかな。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)