“西人”の読み方と例文
読み方割合
せいじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西人せいじんの永く北斎を崇拝してまざるは全くこれがためにして我邦人のうちややもすれば北斎を卑俗なりとなすものあるもまたこれがためなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
野獣か、鬼母か、われこれを知らず。西人せいじんあるいは帝胡人こじんの殺すところとなると為す。しからばすなわち帝丘福きゅうふくとがめて、而して福とその死を同じゅうする也。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
序文じよのぶん間々まゝ欧文を直訳したかのやうな語法を交へ、一見して伴天連ばてれんたる西人せいじんの手になつたものだらうと思はれるやうな所があると断り書まで添へたものだ。