“せいじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
成人33.3%
西人23.1%
聖人17.9%
星人7.7%
征人5.1%
世人2.6%
正陣2.6%
生人2.6%
腥靭2.6%
静陣2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卯平うへいもとより親方おやかたからうち容子ようすやおつぎの成人せいじんしたことや、隣近所となりきんじよのこともちくかされた。卯平うへいくぼんだ茶色ちやいろあたゝかなひかりたたへた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
野獣か、鬼母か、われこれを知らず。西人せいじんあるいは帝胡人こじんの殺すところとなると為す。しからばすなわち帝丘福きゅうふくとがめて、而して福とその死を同じゅうする也。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ゆめ五臟ござうのわづらひといひつたふれども正夢しやうむにして賢人けんじん聖人せいじん或は名僧めいそう知識ちしきの人をむは天竺てんぢく唐土もろこし我朝わがてうともにそのためすくなからずすで玄奘法師げんさうほふしは夢を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さあ、そういう星に来られては、われわれはちえも力もよわくて、その星人せいじんに降参しなければならないかもしれない。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼は「磧裡せきり征人せいじん三十万、一時こうべめぐらして月中に看る」の詩をののしりて曰く、「これ丈夫じょうふの本色ならんや」と。しかれども彼は故郷を懐えり、故郷の父母は、恒に彼の心に伴えり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その書は随時世人せいじんを啓発した功はあるにしても、おおむね時尚じしょうを追う書估しょこ誅求ちゅうきゅうに応じて筆を走らせたものである。保さんの精力は徒費せられたといわざることを得ない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「小勢ながら、正陣せいじんの法をとって、大手へかかってきたようすは、いよいよ決死の意気、うっかりすると、手を焼きますぞ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すべて一人の主張は、賛成を得れば前進を促し、反対を得れば奮闘を促す、ところがここ生人せいじんうちに叫んで生人の反響なく、賛成もなければ反対もないときまってみれば
「吶喊」原序 (新字新仮名) / 魯迅(著)
その肉は腥靭せいじんにして食うべからず、鱁鮧ちくい塩辛しおから」に製すればやや食うべし、備前および紀州の人このかい化して鳥となるといい、試みに割って全肉を見れば実に鳥の形あり、唐山にもこの説あり
とともに! 一刀流正格の中青眼につけた岡崎兵衛、めんどうなりと見たものか、たちまち静陣せいじんを離れて真っ向から
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)