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関繋
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かんけい
ふりがな文庫
“
関繋
(
かんけい
)” の例文
旧字:
關繋
成程親友でないものにそう直言したならば侮辱したと云われても仕様が無いが、シカシ君と我輩とは親友の
関繋
(
かんけい
)
じゃ無いか
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
患者と周囲の人々との間の人間的
関繋
(
かんけい
)
を取り結ぶ手段がなくなるので、患者は親しみ難い感情的疎通性に欠けた姿として印象づけられるようになる。
黄色い日日
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
その人は改善の人たれと
冀
(
こひねがひ
)
しを、貫一は今この家の
主
(
ぬし
)
となれるに、なほ先代の志を
飜
(
ひるがへ
)
さずして、
益
(
ますま
)
す
盛
(
さかん
)
に例の
貪
(
むさぼり
)
を営むなりき。
然
(
しか
)
れば彼と貫一との
今日
(
こんにち
)
の
関繋
(
かんけい
)
は
如何
(
いか
)
なるものならん。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
しかし恋愛は、よしや性欲と密接な
関繋
(
かんけい
)
を有しているとしても、性欲と同一ではない。裁判の記録や、医者の書いたものに、多少の材料はある。しかしそれは多く性欲の変態ばかりである。
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「何と云ッて出たものだろう?」と
強
(
し
)
いて考えてみても、心
奴
(
め
)
がいう事を聴かず、それとは全く
関繋
(
かんけい
)
もない
余所事
(
よそごと
)
を
何時
(
いつ
)
からともなく思ッてしまう。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
かかる
戯
(
たはむれ
)
を
作
(
な
)
して
憚
(
はばか
)
らず、女も為すままに
信
(
まか
)
せて
咎
(
とが
)
めざる彼等の
関繋
(
かんけい
)
は
抑
(
そもそ
)
も
如何
(
いかに
)
。事情ありて十年来鴫沢に
寄寓
(
きぐう
)
せるこの
間貫一
(
はざまかんいち
)
は、
此年
(
ことし
)
の夏大学に
入
(
い
)
るを待ちて、宮が
妻
(
めあは
)
せらるべき人なり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
お勢との
関繋
(
かんけい
)
がこのままになってしまッたとは情談らしくてそうは思えんのか?
総
(
すべ
)
てこれ等の事は多少は文三の
羞
(
はじ
)
を忍んで尚お園田の家に居る原因となったに相違ないが、しかし
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
関
常用漢字
小4
部首:⾨
14画
繋
漢検準1級
部首:⽷
17画
“関”で始まる語句
関
関係
関聯
関羽
関守
関節
関白
関所
関平
関宿